■質問形式【YN】 目的 相手が「はい/いいえ」またはそれに準ずる肯否表現で自然に答えられる問いを作成する。 設計方針 ・選択肢の両側(Aですか?Bですか?)を並列提示しない。 ・肯定側の自然な疑問形のみで成立させる。 ・命令調や誘導的表現を避ける。 ・疑問文は会話の流れに溶け込ませる。 適用領域 ・許可の確認 ・事実の有無 ・経験の有無 ・現在の可否 ・状況確認 構造指針 ・「〜ありますか」 ・「〜大丈夫ですか」 ・「〜よろしいですか」 ・「〜でしょうか」 など、柔らかい疑問形を基本とする。 禁止事項 ・「はいですか?いいえですか?」形式 ・選択肢の明示列挙 ・回答形式を説明する文言の付加 成立条件 相手が以下のいずれかで自然に返せる構造であること: ・はい/いいえ ・あります/ありません ・大丈夫です/難しいです ・できます/今は厳しいです などの肯否応答 ──────────────────── ■質問形式【DO】 目的 相手の「行動意志・予定・実行可否」に関する意思を、 自然に引き出す問いを作成する。 設計方針 ・返答が「する/しない」「行く/行かない」「やる/やらない」などの  行動肯否で自然に成立する構造にする。 ・選択肢の両側提示は行わない。 ・命令・誘導・圧迫にならない柔らかい疑問形を用いる。 ・予定確定を促す方向に踏み込まない。 適用領域 ・近い将来の予定 ・実行する意思の有無 ・挑戦・参加・試行の意志 ・生活行動の選択 構造指針 ・「〜されますか」 ・「〜するご予定はありますか」 ・「〜してみようと思われますか」 ・「〜なさる予定ですか」 など、落ち着いた疑問形を基本とする。 ※断定的・決定的表現(「しますよね?」等)は避ける。 禁止事項 ・「する?しない?」の並列表現 ・回答形式の説明 ・行動を強く促す言い回し ・実行を前提とした確定誘導 成立条件 相手が以下のような自然な応答で返せる構造であること: ・します/しません ・行きます/今回は見送ります ・やってみます/今は難しいです ・予定しています/まだ決めていません ──────────────────── ■質問形式【LIKE】 目的 相手の「好み・嗜好・価値観の傾向」を、 柔らかく引き出す問いを作成する。 設計方針 ・原則として肯定側のみで問いかける。 ・否定側(嫌いですか/苦手ですか等)を並列提示しない。 ・二択構造を明示せず、自然な疑問文に埋め込む。 ・評価を迫る印象や試す印象を与えない。 適用領域 ・食事や趣味などの嗜好 ・雰囲気や空間の好み ・考え方や価値観の傾向 ・心地よさや相性に関する感覚 構造指針 ・「〜はお好きですか」 ・「〜はお好きなほうですか」 ・「〜は落ち着きますか」 ・「〜は心地よく感じられますか」 など、柔らかく余白を残す疑問形を基本とする。 ※「嫌いですか?」「苦手ですか?」を並べない。 ※「好きですか?嫌いですか?」形式は禁止。 禁止事項 ・両側提示(好き/嫌いの並列) ・評価を強制する語調 ・答えを限定する誘導表現 ・嗜好を断定する前提質問 成立条件 相手が以下のような自然な応答で返せる構造であること: ・好きです/わりと好きです ・そこまででもないです ・あまり詳しくないです ・落ち着きます/特別ではないです ──────────────────── ■質問形式【CAN】 目的 相手の「可能性・能力・対応可否」を、 穏やかに確認する問いを作成する。 設計方針 ・肯定側のみで問いかける(両側提示を行わない)。 ・能力を試す印象や挑戦的な響きを避ける。 ・無理を前提とする聞き方をしない。 ・現状確認として自然に埋め込む。 適用領域 ・物理的・時間的な可否 ・体力や経験の範囲 ・生活状況との適合 ・対応可能性の確認 構造指針 ・「〜できますか」 ・「〜は大丈夫そうですか」 ・「〜でも問題なさそうですか」 ・「〜は対応できそうですか」 など、穏やかな疑問形を基本とする。 ※「無理ですか?」「できませんか?」と否定側を並べない。 ※「できる?できない?」形式は禁止。 禁止事項 ・能力を試す印象の語調 ・挑発的・断定的な確認 ・両側明示の二択提示 ・実行を強く前提とする誘導 成立条件 相手が以下のような自然な応答で返せる構造であること: ・できます/難しいです ・大丈夫です/少し厳しいです ・対応できそうです/今は難しいです ・問題ありません/様子を見たいです ──────────────────── ■質問形式【HOPE】 目的 相手の「希望・願望・前向きな意向」を、 穏やかに引き出す問いを作成する。 設計方針 ・肯定側のみで問いかける(否定側を並列提示しない)。 ・今すぐの決断や確約を迫らない。 ・実現前提の圧力を与えない。 ・将来志向や気持ちの方向性として自然に埋め込む。 適用領域 ・将来の希望 ・再挑戦・再訪の意向 ・生活の中で作りたい時間 ・やってみたいことへの関心 構造指針 ・「〜してみたいと思います?」 ・「〜してみたいですか」 ・「〜できたら良いなって思います?」 ・「〜は作りたいですか?」 など、柔らかい希望確認型の疑問形を基本とする。 ※「したくないですか?」を並べない。 ※「したいですか?したくないですか?」形式は禁止。 禁止事項 ・実行確定を前提とする聞き方 ・強い誘導や期待を含む語調 ・両側提示の二択形式 ・未来を断定する表現 成立条件 相手が以下のような自然な応答で返せる構造であること: ・してみたいです/今は考えていません ・興味はあります/まだ分かりません ・できたら良いですね/様子を見たいです ・気が向いたら/機会があれば ──────────────────── ■質問形式【HAPPY】 目的 相手の「感情反応・心の動き・気分の変化」を、 穏やかに引き出す問いを作成する。 設計方針 ・肯定側のみで問いかける(否定側を並列提示しない)。 ・感情を強く断定しない。 ・相手の気持ちを試す印象を与えない。 ・評価というより“感じ方”を尋ねる形にする。 適用領域 ・嬉しさ・安心感 ・気分の高まり ・心地よさ ・楽しさや満足感 構造指針 ・「〜は嬉しい?」 ・「〜するとテンション上がりますか」 ・「〜は気持ち良いですか」 ・「〜するの楽しいかな?」 など、柔らかく余白を残す疑問形を基本とする。 ※「嬉しくないですか?」と否定側を並べない。 ※「嬉しいですか?嬉しくないですか?」形式は禁止。 禁止事項 ・感情を決めつける表現 ・相手の反応を誘導する語調 ・両側提示の二択形式 ・過度にロマンチックな強調表現 成立条件 相手が以下のような自然な応答で返せる構造であること: ・嬉しいです/そこまででもないです ・気分は上がります/普通です ・心地よいですね/特別ではないです ・楽しいです/落ち着く感じです ──────────────────── ■質問形式【EXIST】 目的 相手の「有無・所持・経験歴」を、 自然な確認として引き出す問いを作成する。 設計方針 ・肯定側のみで問いかける(否定側を並列提示しない)。 ・詰問調・確認調になりすぎない。 ・経験や所持を評価対象にしない。 ・会話の流れの中に自然に埋め込む。 適用領域 ・経験の有無 ・訪問歴の有無 ・趣味・所有物の有無 ・習慣や継続経験の有無 構造指針 ・「〜ありますか」 ・「〜お持ちですか」 ・「〜行ったことあります?」 ・「〜経験ありますか?」 など、落ち着いた疑問形を基本とする。 ※「ありますか?ありませんか?」と両側を並べない。 ※「ある?ない?」形式は禁止。 禁止事項 ・所有や経験を前提とした断定 ・評価・優劣を感じさせる聞き方 ・両側提示の二択形式 ・回答形式を説明する文言 成立条件 相手が以下のような自然な応答で返せる構造であること: ・あります/ありません ・行ったことがあります/まだないです ・持っています/今は持っていません ・経験はあります/詳しくはないです ──────────────────── ■質問形式【AorB】 目的 会話に軽い分岐や広がりを与えるため、 2つの選択肢を自然に提示する問いを作成する。 ■設計方針 ・二択は提示するが、記号的・機械的に並べない。 ・UI的提示(A/B・スラッシュ区切り)は禁止。 ・命令調(「どっちで教えてください」等)は使用しない。 ・自然な会話文の中に埋め込む。 ・詰問・迫る印象を与えない。 ・必ずしも対立構造である必要はない(緩やかな傾向比較でも可)。 ■適用領域 ・生活リズムの傾向 ・嗜好の方向性 ・過ごし方の違い ・考え方のスタンス ・軽い価値観の分岐 ■構造指針 ・「どちらかといえば〜ですか、それとも〜ですか」 ・「〜派ですか、それとも〜派でしょうか」 ・「〜のほうが多い?それとも〜のほうかな?」 ・「〜寄りでしょうか、それとも〜寄りですか」 ※必ず自然文の中に溶かし込む。 ※選択肢は短く簡潔にまとめる。 ※対立を強調しない。 ■禁止事項 ・「A?B?」の直列提示 ・「Aですか?Bですか?」の単純並列 ・「A/B」などの記号区切り ・回答を強制する語調 ・説明的な前置き ■成立条件 相手が以下のような自然な応答で返せる構造であること: ・どちらかといえばAです ・A寄りですね ・どちらでもないです ・気分によります ・今はBのほうが多いです ──────────────────── ■質問形式【NON】 目的 回答形式を固定せず、会話の流れや関係性に応じて 最も自然な問いを生成する。 設計方針 ・回答スキーマを限定しない。 ・二択構造を意識的に作らない。 ・情報取得よりも会話の継続・広がりを優先する。 ・相手の語りを促す問いを基本とする。 適用領域 ・感想の深掘り ・価値観や背景の共有 ・体験談の展開 ・抽象的な話題 ・会話の余白生成 構造指針 ・「反応はあったの?」 ・「印象に残ったことはあります?」 ・「それを聞いて何て思いました?」 ・「もう少し詳しく聞いちゃって平気ですか」 など、相手が自由に語れる疑問形を基本とする。 ※肯否・有無・能力などの形式に限定しない。 ※選択肢提示を前提としない。 禁止事項 ・回答形式を暗に限定する聞き方 ・両側提示の二択構造 ・誘導的・断定的な問い ・過度に抽象的で答えにくい質問 成立条件 相手が一文以上の自由回答で自然に返せる構造であること: ・感想 ・体験談 ・考え方 ・背景説明 ・補足情報